水を飲むことは大切(7)
今までの話をまとめると、水を飲めるだけ飲めばいいのか?と言う事になりますが、そう言うわけではないです。
腎臓は多量の水分に対処できますが、短時間に過剰な量の水を飲むと水中毒につながる可能性があります。
例えば、24時間に水を4リットル飲むのは良いですが、それと同じ量を一気に飲むのは危険な事です。
水分過剰の主な問題は、体内の塩分レベルに影響を与え、水分バランスを混乱させることにあります。
低ナトリウム血症は塩分レベルが低いということで、耐久スポーツをやる人は特にリスクがあります。
塩分は汗で失われ、耐久スポーツを行う上では著しい量の塩分が失われます。
失われた塩分(あるいは電解質)を元に戻さずに、大量の水だけを飲むと血が薄まり、初期段階では手足の筋肉の痙攣や吐き気、頭痛が起きるが、さらに進行すると命の危険に関わる状態になります。
単なる水を大量に飲むのは避け、スポーツドリンクや食べもの、塩の錠剤で電解質を補給するの事が体の中のバランスを保つ意味で重要な事になります。