多数歯う蝕のある子ども
先日歯科医師会より、多数歯う蝕のある子どもたちに対する支援のための歯科医療従事者向け研修、というビラが回ってきました。
これによると、虫歯のない子供たちの割合は増え続けているらしいですが。
ある一方平成26年度に東京都福祉保健局が行った調査では、虫歯のある3歳児のうち10本以上の虫歯がある子供たちの割合は4.2%で、5本以上10本以下が14.9%となっているそうです。
これは歯磨き不足だけが原因ではなく、もっと根深い部分に問題があるケースがあるようだと書いてあります。
幸いな事に、当医院にはそれに該当する患者さんを診た事もないし、港区3歳児検診に呼ばれて行った時にも虫歯のある子供をあまり見た事がない。
それは港区という立地がそうさせているのだと思います。
しかしこの港区を含む東京都の中に、18.9%の3歳児に5本以上の歯に虫歯があることは事実なんだと、少し考えさせられる調査結果になっています。
虫歯の無いより良い生活環境を、産まれてくる子供全員に与えられますように。