歯生え薬
最近の歯科のトピックスにて、歯生え薬がようやく本当に使えるレベルで進化していると言う事。
今までは空想事であった、抜けた所にもう一度歯が生えてくる事が、現実に起こり得ようとしている。
5月上旬に、生まれつき永久歯の無い「先天性無歯顎症」の患者さんの歯をはやす「歯生え薬」について、9月頃より安全性を確かめるための臨床実験を始めるという発表があった。
この治験では先天性無歯顎症患者さんにこの薬を服用してもらい、実際の効果や、副作用についてを調べるわけですが、もしこれで安全に歯が生えてきたとしたら、治療方法としてはものすごく画期的な方法になることは間違いない。
先天性無歯顎症の患者さんは、10万人に15.8人と希少疾患に該当しているため、なかなか研究開発が進まなかった要因ではあると思いますが、ここに来てその技術が確立されつつあります。
ただ、今の所は先天性無歯顎症患者さん限定なのか、それとも1・2本の欠損でも応用可能なのかと言う詳細はまだ見ていませんが、将来的にはそうなる日も遠からず来ると思う
ニュースでは一般使用ができるのは2032年と言っていたので、あと8年すれば使用できるようになってくる。
そうなると、虫歯ができたから直しましょうと言うより、抜いて新しい歯を生やしましょうと言う治療が主流になるのかもしれません。
ただ余談ですが1本150万円程度と言っていたので、その治療を受けるより歯ブラシをした方が安価で済むことは間違いないでしょう。