歯は体の一部になりますから、まずはバランスのとれた栄養をとることが大切です。

特に歯を丈夫にするには、歯が顎の骨の中で作られる時期の栄養に気をつけましょう。

乳歯の芽(歯胚)ができはじめる妊娠中から、最後に生えてくる永久歯(第二大臼歯)ができる中学生の頃までの時期が大切です。

歯の栄養には、カルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることが大切です。

カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし)とリン(米、牛肉、豚肉、卵)は、歯の石灰化のための材料に、タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎となり、ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん)は、歯のエナメル質の土台となり、ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)は象牙質の土台となり、ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)はカルシウムの代謝や石灰化の調節役となります。

また フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に役立ちます。

フッ素を含む歯磨き粉や飲料水、フッ素処理された塗布物を利用することで、歯の強度を保つことができます。

水をこまめに飲む:ことも大切で、水は唾液の生成を促進し、口腔内の細菌を洗い流す役割を果たすため、歯の健康に良い影響を与えます。

 

カズデンタルクリニック