インプラントは虫歯になる事はありませんが、歯槽膿漏になる可能性はあります。

インプラントがかかる歯槽膿漏の事を、インプラント周囲炎と言い、インプラントが埋め込まれた部位周囲の組織に炎症が生じる状態を指します。

ひとたび炎症が起きると、周囲の組織や骨が損傷する可能性がありますので、定期的なメンテナンスと、日々のブラッシングが重要です。

インプラント周囲炎には2つのタイプがあります。

1.ジンジバルインプラント周囲炎

インプラント周囲組織の軽度な炎症で、インプラント周囲歯肉のみに炎症がおきている状態で、歯肉の腫れ、赤みや出血などを伴いますが早期に治療する事で進行を防ぐ事ができます。

2.インプラント周囲炎

この状態はインプラント周囲の歯肉に限局した症状だけでなく、インプラントを支えている周囲歯槽骨まで影響を与えている状態になります。

骨組織の吸収や、インプラント周囲に発赤、腫脹、疼痛などを伴い、最悪の場合はインプラントの喪失につながることがあります。

インプラント周囲炎の主な原因は、口内衛生の不足、喫煙、全身の健康状態、遺伝的な要因などが挙げられます。

しっかり噛んで健康な毎日を過ごすためには、定期的なクリーニングと歯科医師によるチェックが安定した口腔内状態を保つ一助となります。

口の中に関するご質問は、カズデンタルクリニック白金台にご相談ください。

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